14話:初恋ってどんな味?恋するキモチと拓海の答え
脚本:永井千晶
絵コンテ:小村敏明
演出:岩井隆央
おお~~~いいぞお。
キャラクターの活きが良いうえ
料理と、そこに込められた「想い」の物語が描かれていたことで
デパプリらしい一話に仕上がっていました。
ともえが拓海に恋した理由がちゃんと「料理に関する思い出」になっている。
それをナルシストルーに奪われる事で戦う事に道理が通る。
物語を構成する要素が意味あるものとして繋がっています。
(「思い出はみんな違って、みんないい」という主張自体はよいと思いますが、
それが今回の主題にどう繋がるのかはちょっと分かんなかったです)
わ、「私」wwwwwwはwwwwww
ブラックwwwペッパーwwwww
プークスクス(゚m゚*)
あの衣装自体恥ずかしがってた彼がww
「何て名乗ろうか」とか「一人称私にしよう」とか考えてたのだと思うと
もう楽しくて堪りませんね。
ああ、私は君のような少年が大好きなんだ()
いいですねえ~
恋愛にまったく無頓着なゆいと、そういうのを機敏に察知するマリちゃんが特に
らしさを感じられてよかった。
しかし幼馴染が取られるかもしれない状況でそれが気にならないばかりか
調味料の話ではらぺこるというゆいの色気の無さ!
前途は多難ですね拓海君。
ここも面白かった。
お年頃の、軽く反感持たれてる少年とも簡単に距離を縮めてしまう
マリちゃんのコミュニケーション能力の高さ!
シリアスからギャグに振り回す奔放さとか、聞きにくい事をスパッと聞いちゃう
所とか、オネエキャラの強みが活かされています。
▲え!?ああ?
まさか恋バナだったのはそういう意味もあったのか?
振られるオチもアッサリ爽やかであとくされないし、
「ゆいのはどんな味?」で〆るのも良かった。
▲デバガメを謝罪。
やっぱり「しっかりしてんな」と思いました。
気遣いや誠意のない人間にプライベートでデリケートな
話するんじゃ共感出来ませんしね。
それでもマリちゃんならクリアしてしまいそうではありますが。
゚・*:.:♪*・゜゚先週に引き続き気になっている事・♯*:.。. :*・゜
今週もうまかった!面白かった!
とは思ったんですが
ふと気づくと私はこの番組で好きになったキャラクターが
②拓海
③ゆい
になっちゃってます。
今回もここねとらんはいなくても話は成立しちゃうんですよね。
こういうリアクションや賑やかしにはなっていたし
ここねの「自分がどう思われているか聞くのは勇気がいるよね」という部分には
彼女らしさが見えましたが。
ローズマリーは狂言回しもギャグも何でもこなせる非常に便利で優秀なキャラですが、
作り手はその便利さに頼りすぎてはいないでしょうか。
本作の主役はプリキュアの3人のはずです。
「主役の想いが物語を動かす」という意識をしていなければ
肝心の主人公が主体性のない、話の都合で戦う戦闘員に見えてしまう恐れがあります。
特にここねにはもう少し強い個性を与えてあげても良かったんじゃないかと
「今のところは」思います。
今回で言うなら、3人それぞれに「まだ見ぬ恋愛体験」を想像して
盛り上がってもらうだけでももう少しプリキュア自体に主体性を移せたのでは
ないでしょうか。
※ 追記 ※
思えば過去にも「おとなしめの子」をメンバーに入れてはみたものの
主張がなくて扱いにくかったのか全体的に「画面に居るのに空気」みたいな
印象になってしまっている子っていましたよね。
旧ブログで私はそんな状態にされてしまった子を「暇りん状態」なんて呼んでました。
私はそんなキャラクターと声優さんがいつも気の毒に思ってました。
過去作の経験や反省は次作に生かされるものだと思っていましたが、
これまでの様子を見るにこの点については特に制作側にとっては
反省すべき点とは認識されていないのかもしれませんね。