デパプリ感想を語るブログ

「デリシャスパーティープリキュア」の感想をと面白さの秘訣を語る専門ブログです。

31話:おいしーなタウンの休日プリンセスゆい!?

脚本:平林佐和子

演出:門由利子

おーーーーーーーー!?

ブンドル団が出なかったぞ!

随分と挑戦的じゃないですか!!(*゚∀゚*)

 

以前もここねをお姫様抱っこして運ぶシーンはありましたが

今回は完全にプリキュアの力を「人助けの為だけに」使ってましたね。

 

しかもそれがただ「挑戦的な事をしたった!」という作者の自己満足だけで終わらず

ストーリーや演出も作り込まれていて、ちゃんとその挑戦の意味が感じられる

内容になっていました。

 

いや今週も見事だったなぁ・・・

「入れ替わりネタ」ってのは昔から見られるものですが、

その「定番」の面白さをしっかり出していましたね。

即ち、

・プリンセスになっても元気なところが隠し切れないゆい

・政敵の罠を突破して暴れる

・お姫様が息苦しい生活を抜けて一般の生活に触れて刺激を受ける様子

・お姫様側の小さな悩みが、プリキュア達との交流で解決されるお話

 

という、他の作品でもありがちな「王道パターン」を

デパプリ風味にアレンジして仕上げてくれたということ。

 

このお話は

「敵をぶっ飛ばす為じゃなくて、人助けのために変身するのがやりたい」

という思いつきありきでネタを作り始めたのか、はたまた

「入れ替わりネタで話を作ったらブンドル団出さない方が自然な話になる」

と思ったのか・・・どっちなんでしょうね。

 

バンダイ的なノルマは「おもちゃをアピールすること」ですから

必ずしもモンスターをぶっ飛ばす必要はない。

 

ーいやいや、必殺技バンクを出さないとなるとバンダイに確認取る

必要はあったでしょうし、場合によっては説得とか交渉などがあっても

おかしくないですよね。

 

この回の担当が平林さんだった、という事はひょっとして

このアイディアは氏の肝入りだったのかな?

 

必殺技アイテムを使う機会が無かった代わりに、腕時計を活躍させてましたから

それでバンダイのお許しを貰ったとか?

 

このブログをはじめたての頃に、

「デパプリは従来のプリキュア固定観念にとらわれない作り方をしている」

と書いたと思いますが、今回の内容にはそれが色濃く出ていたように感じました。

 

※  ※  ※

これまではプリキュア4人の人物や関係性を掘り下げるお話が多かったですが

今回はゲストキャラが物語の芯になっていました。

その起承転結のきっかけに、プリキュアが絡んで解決に至るという構成。

 

もう2クール以上やってきてますから、そういう話にシフトするにも

いい頃合いだと思います。

 

ファッ!?

いやいやいや・・マネしないでねじゃないでしょ・・・

けどこれ、コメコメに結び目解いてもらうよりも勢いがあるし

絵的な面白さは圧倒的にこっちが正解だよね

うっひょお~~~(^q^)

いいぞいいぞ。拓海君の活躍の仕方も丁度良い。

 

お兄さん、出るねえ・・

 

かわいい。パムパムさんナイスです。

らんらんverが無いのがまた(^ω^)

 

元気だけど下品とまでは行かないのがゆいだよね。

 

スカートのすそ踏んで転ぶ、というのも定番の一つですが、

運動神経抜群のゆいはそれを回避する。

そういう細かなディテールからしてデパプリは隙を見せないんですよ。

 

ゲストキャラにどんな事情と悩みがあったのか?その情報量も丁度良かった。

あまりそちらを具体的にしすぎるとゲストの出番が多くなりすぎて

「何の番組だよ!」ってなっちゃいますから。

作者がゲストを作り込むとしても、作品はあくまでも「プリキュアの活躍がメイン」。

 

その辺を忘れない所は流石ですね。

 

ナイショの変身。ここも楽しさが溢れていてとてもよい。

 

演出、門由利子さんかぁ。割と最近この方の話したばかりでしたが

teioteiteio.hatenablog.com

この回でしたね。

 

 

 

※  以下、個人的なおはなし  ※

 

私も自分の作品では

「ヒーローの力は必ずしも戦う事だけに使われるものではないはずだ」

という主張をするつもりでいたので、「また先を越された・・」と

思いました。

特にこちらは「お弁当」がテーマですので「運ぶ」と言う事のために

変身の力を使うシーンをやりたいと考えています。

 

そんなところから、くどいですが今回もまた私は

「やっぱりあちらと自分では創作姿勢からして似ている」

そう思いました。

現時点でその証拠が出せない以上は後出しにしかならないんですけどね。

まあ、ネタがかぶるとしてもウチはウチでじっくり描いて行きます。